1個あったら複数あると思え!- 乳がん治療メモ -

2024年に乳がんになった私の記録です。健診で指摘された日を1月1日にしています。

MRIとエコー - 通院②-1 [1ヶ月と10日目]

造影MRI検査

予約の際に念を押されたのは、4時間前から食事禁止、飲水可能でした。
造影剤で気分が悪くなると大変だからとかなんとか。
検査前に問診票も書いたり検査着に着替えたりするので、30分前には地下3階の放射線科受付まで来るように言われていました。

MRIは身動きするとキレイに撮れないので、じっとしていることが肝要と聞きます。
今回私は首から下、胸回りだけの撮影でしたが、全体で40分ほどの枠が予約されていました。
実際の撮影時間は10分程度でそれを2セット。
素の画像を10分、造影剤を静脈から点滴しながら10分でしたが、身じろぎ禁止だと結構長い時間ですよね。

さて、そんなこんなで検査。
斜め前合わせの上着と膝上パンツの検査着に着替え、呼ばれて検査室に入るとドラマなり資料なりでよく見るドームとベッドがお待ちでした。
ただ、今回はうつ伏せ撮影なのでベッドの上になにやらごてごて載せてあります。

頭の位置には、ちょっと武骨ですがエステなどでうつ伏せ施術のときなんかに使うヘッドレストいうか額枕というかみたいな輪っかが。
ここに顔をはめるわけですね。
で、胸のところも同様に穴が開いていて、胸骨のあたりに支えがある形状。
検査着をはだけておいて、顔と同様にします。
このあと身動ぎ禁止20分強が待っているので、今のうちに思う存分ポジショニングしてと言われ、もぞもぞと膝の位置とか肘の位置とかも調整させてもらいました。
後ほど点滴があるので、右腕のポジショニングは技師さんが。
血管を改められ、ちょっと浮きが甘いらしく血管を拡げるために温かいタオルを握らせてもらいます。
背にバスタオルをかけてもらい、左手には何か不調を感じたときに技師さんを呼べるコールボタンを。
イヤープロテクター(ヘッドホン)をつけ、最後に乳房の位置を下から整えて、セッティング完了です。

ベッドはドームの中へ押し込まれ。
ゴンゴンガンガン、確かに音はうるさいのですが、一定の間隔で響く音は眠気を誘います。
周りが全然見えないし、イヤープロテクターもあるし、右手は温タオルでぽかぽかだしで、もう寝ていいですか?状態な私。
1セット撮ってベッドを出され、技師さんが「大丈夫ですか? 苦しいとかつらいとかないですか?」と訊いてくださったのですが。
私の回答は「よだれが垂れそうです」。
「あー、眠くなる人多いですね。いいですよ、寝てて」と技師さんは笑って顔の下にティッシュをたくさん敷いてくれました。

造影剤が病巣近辺へ到達する時間を測るようで、技師さんが点滴のコックを捻るタイミングを検査室と合わせて点滴スタート、ベッドは再びドームへ。
点滴の針を刺すときもそこまで痛くなかったし、造影剤が体内に入ってくるのについて特に違和感はありませんでした。
(翌日、う●こが真っ黒だったのはびっくりした。)
1セット目はまだ初めてのMRIで緊張していた私ですが、2セット目はもう完全にリラックス。
本気で眠らないように、変に熟睡して身動ぎしないようにと、己を律する方向に努力したのでした。

エコー検査(超音波検査)

MRIが終わったら私服に着替えて、次は3階の生理検査室受付へ。
こちらはまあ問診もなく本人確認のみ。
検査も、健診などでもやるよくある乳房エコーでした。

検査着もなしでちゃちゃっと...と言っても、私の病巣はめっちゃ小さくしこりもないので、技師さんも大変そう。
「黒いとこ見つけた」と思った瞬間、プローブ(バーコードリーダーみたいなアレ)が動くと見えなくなってしまい。
何度もそのあたりを探して、撮影してました。

通院②-2へ続きます>