1個あったら複数あると思え!- 乳がん治療メモ -

2024年に乳がんになった私の記録です。健診で指摘された日を1月1日にしています。

MRIの結果 - 通院②-2 [1ヶ月と10日目]

待ち時間

MRIとエコーを撮ったあと、通院1回目のときと同じ乳腺外来の待合へ。
検査の結果を踏まえての医師との面談です。

が、予約時刻から1時間以上待ちました。
MRIのために昼食を抜いていた私。
すでに腹が減って減って減って、胃袋が暴動を起こす3秒前といった感じ。
とは言え、いつ呼ばれるか判らないから待合から離れるわけにいかないし。
すぐそばにある自販機でミルクティとか甘い飲みものを買ってカロリーを補給してみますが、大食らいの胃袋は全く落ち着いてくれません。

医師と面談

呼ばれて、診察室で自分の乳のMRI画像とご対面。
マウスホイールの上下でパラパラ漫画的に表示されるのが面白い...とか言ってる場合ではなく。
造影剤前と後で明らかに違う、異物が白く写っています。
これ↓は香川県高松市伊達病院の乳がん検診のページからお借りしました。

私の写真もこれ↑の「造影30秒」の写真みたいに白い塊が写っていました。

後で知ったのですが、乳がんて周りの組織よりも血管が沢山あるんだそうですね。
がんは増殖したい→栄養がたくさん欲しい→新生血管をどんどん作ると。
造影剤は血管を映すだけなのですが(がんに集まる性質ではない)、新生血管がある場所には造影剤も集まるので、それで病巣が白く浮かび上がるとのことです。
がんの周りがもやっとぼやけて見えるのも、新生血管が写っているからだと。
それもあって、造影剤点滴開始と撮影のタイミングを合わせていたわけですね。

ここでようやく私も肚が座ったといいますか、「あーあ、やっぱりダメかー」という気持ちになりました。
MRI画像上で大きさを測ると、一番長いところが9 mm。
先生曰く「もしこれががんだとしても、この大きさだとステージゼロかなー。病理検査しましょうか」とのこと。

要するに、これはまだ「何か違う組織がある」のが判っただけなので、細胞を診ないとがんかどうかの判別はつかないってことですね。

そんなわけで針生検へとなだれ込み...と行きたいところでしたが、私の枠ですら1時間以上押していて、他の外来患者さんもまだ待っている状態。
私の胃袋も限界直前。
看護師さんも同意書とかも作らないといけないようです(テンプレートに診察券番号とか名前とか入力するだけらしいですが)
なんとなーく先生からも看護師さんからも「生検、次回にしよーよー」みたいな気配が漂ってきます。
ですが、そもそも私は仕事を早退して来ていて、また来週も検査ーとかやってる場合じゃないのです。
「今日生検できないんですか?」と訊くと「できるけど、局所麻酔したりメスで切ったりするよ、心の準備とかー」なんておっしゃる。
私の心なんかより、何度も仕事抜けるほうが大変なんですってば。

そもそも、健診で指摘されてから宙ぶらりんで一ヶ月っていう状態も精神衛生上よろしくない。
私はそういうのダメなタイプです。
まあ、先生も先延ばしにするのも、と思ったようで、一旦退出して、小一時間後に再度外来待合で呼んでくれるということになりました。
(先生も助かったと思いつつ、私の「腹減ってるんで、なんか食べてきていいですか」にアホの子だと思ったことでしょう。)

通院②-3へ続きます>